天然木を使用した家具は、使用条件により反りや伸縮が出ることがあります。油分を補給し、表面を守るワックスを塗ることで、永く安心してお使いいただくことができます。
オイル塗装の良いところはメンテナンスをご自宅でできるところなので、むずかしく考えず、お肌に化粧水や乳液を塗るように、家具にもオイルを塗ってあげて下さい。
普段から気をつけたいこと
●濡れた金属(缶など)の放置により、化学変化によるシミができることがあります。
コップや缶を置くときは、直接触れぬようマット・コースターの使用をおすすめします。
●なべややかんなどの熱いものは直接置かず、なべ敷きなどをご使用下さい。
●直射日光のあたる場所、エアコン・ストーブなどの吹き出し口付近でのご使用はお避け下さい。
(使用機器の取扱い説明書をあわせてご確認下さい。)
日常のお手入れ
●やわらかい布でカラぶきして下さい。
●汚れた場合は固く絞った布でふいて下さい。洗剤などは使用しないで下さい。
●水分が多いと反りやヒビ割れ、水ジミの原因になります。
●表面にツヤがなくカサついた感じになった時は密ろうワックスを塗って下さい。
(半年~1年に1回程度)
蜜ろうワックスの塗り方
<用意するもの>
蜜ろうワックス(家具用)
サンドペーパー(400~600番程度)
布(古いTシャツなどで可)
汚れがひどい時、細かいキズがある時はサンドペーパーで落とします。
木目の方向に軽くこすって下さい。
一ヶ所を集中的にかけずに、面全体を見ながらかけるのがコツです。
※合板の場合、強くサンドペーパーをかけると
下地が出てしまう可能性があります。ご注意ください。
室温によっては、固形化・分離している場合がありますので
クリーム状になるまで よくかきまぜてください。
乳液やクリームを塗る要領と一緒ですので、
なるべく薄く伸ばして塗ります。
木目に入るように すりこんでください。
ムラなく良くなじんだら、木目にそって“から拭き”を行います。
注:材質によっても違いがありますので、
目立たないところで試してから行ってください。