主に4つの素材の特徴をご紹介します。
キッチンや洗面所の印象を大きく左右するワークトップ。
ぜひ、見本もご覧いただき、手にとり、選んでいただければと思います。
キッチンなどの水回りに木のカウンターを使うことで心配なのは、
表面のお手入れの仕方とカビについてです。
まず、木製カウンターの塗装の種類にはオイル塗装とウレタン塗装があります。
オイル塗装のメリットは、自分で手入れができる点でしょう。
オイルは抜けやすいですから、日々の拭き掃除などでとれてきます。
お手入れはオイルを塗って下さい。家具用のオイルやエゴマの油が最適ですが、
なかったらオリーブオイルなどでも結構です。つや感がなくなってきたなと感じたら
塗ってみてください。
ウレタン塗装は、丈夫なので普段のお手入れは水拭きでよいのですが、一度剥がれて
しまった場所は、自分では直せません。キッチンのように持ち運べない家具の場合、
工場に持ち込むこともできないので、補修は専門の業者さんに依頼するしかなく金額もかかります。
クニナカでは、少しお手間はかかりますが、オイル塗装をおすすめしています。
少しずつ育って、いい色のカウンターになっていくのを楽しんでください。
また、カウンターの納め方にも工夫がいります。
従来のアンダーカウンター方式や、アメリカのキッチンのような納まり方をするとカウンターの木口部分に水がかかります。その水分をそのままにしておくと、カビが発生する原因となるのです。
クニナカでは、シンクのふちをカウンターにかぶせる、オーバーシンクをおすすめします。
カウンターのカットされた木口面に水がかからないので、カビの心配がありません。
オーバーシンクは最近いろいろな種類がでてきたので、選ぶ楽しみがあります。
陶器、ステンレス、ホーローなど。
それぞれについては、シンクのお話で。
1. 木製カウンター
2. ステンレスカウンター
ステンレスはさびにくく丈夫で、刃物や食器にもなる素材です。
手入れは拭き掃除のみでよく、楽です。
種類はヘアライン、バイブレーション、エンボスなどの表面の仕上げ方があります。
また、カウンターとシンクに継ぎ目がないので、コーキングなどをする必要がありません。
掃除がかんたんで、衛生的に保つことができます。
指紋などが目立つ素材なので、よく乾拭きするとよいでしょう。
3. 大理石
天然の大理石も人気です。
自然のモノなので、穴があいていたり、搬送途中で割れるリスクがありますが(割れた場合、接着剤を入れて納めます。天然石のリスクです。返品交換はできません。)天然の石が持つ素材本来の魅力があります。
天然木のキャビネットととても相性がよいです。
また、温度を一定に保つため、パン作りなどにも適しています。
4. 人工大理石
天然大理石の欠点をカバーし、使いやすく加工も楽で、一番普及している素材。
厚みや長さも自由に選べ、木材の加工と変わらないくらいの固さなので、Rの加工もできます。
色、柄も豊富なので、たくさんの種類から選べます。
さわって冷たくないので、キッチンカウンターテーブルにも向いています。